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“ハレの日パーク”

ハレの日マーク

テレビや新聞でも最近多く取り上げられている終活。それは自分の死に際のことについて希望をエンディングノートに記述し、残された家族に意思を伝える活動をさします。その活動そのものを否定するものではないのですが、人生100年時代。エンディングノートをまだまだ元気な人が書いた場合、定期的にアップデートしないと資産内容は変化しますし、また気持ちも変わる可能性が大きいですよね。さらに元気なのに終活って言われても、なかなか手につかないのが現状ではないでしょうか。

ハレの日製作所ではそういう意味の終活ではなく次の世代につなげるための”収活”を定義しました。読み方は同じ「シュウカツ」ですがそこには似て非なる考えがあります。

すなわち人生100年の時代が到来し、以前に比べて還暦の60歳はまだまだ若いし元気。たとえば65歳で定年退職した場合、人生100年時代では35年間もの貴重な時間が生まれます。昨今ではそれを健康面の不安・経済的な不安・孤独への不安から「長生きリスク」としてとらえてしまい長寿を祝う方向がずれてしまうことになりかけています。長生きをリスクとせず、長生きを社会全体で寿ぐためにそして高齢者が健全で幸せな時間を過ごせるようにするための思想・哲学や行動指針なるものが必要になってきました。今できる行動としては、退職前に培った知識・経験・人脈を活かして行動することになります。誰でもできるボランティアからその人しかできない、そしてその人の今までの生き方を最大限活用した活動です。そのためには一度何をすることか可能なのか、何を自分はしたいのか、そしてどのようなメッセージを後世に伝えたいのかを一度整理しておく作業が必要となります。すなわち人々の知識・経験・人脈を一度見直して一度収めてみてそれからの人生に活かす活動を称して”収活”と呼ぶことにしました。もっと具体的に言いますと今までの人生を振り返り、自分だからこそできる行動や活動を通して自分がどのように役に立つかを考え、それから先の未来へのメッセージを示すことにより本人のこれからの道を導くための活動となります。

別の角度から言いますとそのメッセージは子供達、孫達、家族に限らず地域であり社会に、いやもっと視野を広げて世界や地球に対して様々な経験・体験・知識があるからこそ伝えておくべきその人にしかできない貴重なものとなります。

ハレの日製作所ではそのような人生を一緒に振り返りながら過去の自慢話だけではないこれからに向けた話を取捨選択をしてその方や社会にとって本当に大事なことだけを抜き出して形にしていきます。その形となったものは無形の財産として代々受け継がれていく貴重な資料となっていきます。

人生100年時代、”収活”をしてからの人生が本当の人生になっていくことでしょう。私たちは生きている限り未来があります。その未来を少しでも夢のある美しいものにするために、「美しい収活」をしてみてはいかがでしょうか。

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