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“ハレの日パーク”

ハレの日マーク

売り手よし、買い手よし、そして世間よしの三方よしは近江商人が大切にしてきた考えですが、浜松の建材会社 原川株式会社さんでも三方よしの考えを大切にして60年の長きにわたり商売を継続しています。今回縁がありハレの日製作所でも原川さんの記念式典に参加してまいりました。

記念式典では二代目社長が60年の長きにわたり続けてこられたのは皆様のおかげであると謝辞を述べられ、宴もたけなわの最後のご挨拶には創業者である御年93才の会長がすみわたるお声でお礼を述べておられました。その内容たるや、「これほど多くの方々に支えられ今日この日を迎えられてまた皆さんに大きな借金をしてしまいました。この借金は私がかなえられずとも息子が必ずお返しします。」とのお言葉。

おわかりですよね?借金は金銭的なものではないですよ。ご恩の借金です。これぞ建材会社として60年の長きにわたり三方よしの理念にて経営を続けてこられた真髄だと思いました。

会社も個人も決して一人では生きていけない。誰かに支えられ、また誰かを支えて世間というものが廻っていると思うのです。商売で言うならまさしく売り手と買い手と世間。その三者が三様に”よくなるように”商売をして始めて「いい商売」となりそれが継続の秘訣ってこと。そして受けた恩は必ず返す!この積み重ねこそが大事なんだと思います。

そしてしんがりのご挨拶は三代目予定である31才の社長のご長男。

挨拶もとっても若々しくて、それでいてしっかり先々代・先代からの精神が引き継がれているご挨拶でした。

ここで、みなさんお気づきでしょうか? 会社の60周年記念式典に三代が登壇したということを!三役そろい踏みならぬ三代そろいぶみです。これはなかなかないことだと思います。三人が壇上に上がりますと会場からは惜しみない拍手がわきあがりました。その様子に私も清々しく感じた次第。記念式典・祝賀会の主催者も参加者もそして今回のイベントに関わった全ての方がそれぞれ良かったと思えるまさに三方よしのハレの日となりました。

改めて原川さん おめでとうございます。

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