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“ハレの日パーク”

ハレの日マーク

8月に入りましたね。 8月というと夏休みと甲子園(今年はハレて100回の節目の大会で盛り上がっていますね!)とやはり忘れてはいけないのは先の大戦のことだと思います。

今回はかなり重たい話になりますがご容赦くださいませ。

熱中症に夏風邪が重なり週末ダウンしていました。ぼぉーっとテレビをつけるとTBSの報道特集が画面に。。。番組は「AIと戦争証言」というタイトルでその宣伝内容は

「人工知能=AIを通して、戦争を生き抜いた証言者と実際に対話する・・・。アメリカで開発されたこの新たな技術が注目されている。戦争証言をどう保存し後世に伝えていくのか。」(詳しくはこちら↓)

<http://www.tbs.co.jp/houtoku/onair/20180804_2_1.html>

先の大戦から今年で73年。戦争体験者は高齢者となりこれからの平和のために戦争証言をどのように後世に残すがが課題となっています。

この番組では、とある施設にてアウシュビッツ体験者が仮想空間の中に映像で浮かび上がり、その場で対面する子どもから大人までの質問にひとつひとつ答えていました。仕組みは、アウシュビッツ体験者に対して2000もの質問をし回答をAIに記憶させるというもの。例えば「その後家族はどうなりましたか?」等の質問にAIに埋め込まれている記憶の中から言葉を抽出して本人の声で返答があるというものでした。ちなみに登場する体験者は今のところ2名です。

質問は対話形式ですので質問者は感情を大きく揺さぶられるという仕組みとなっています。またその空間は体験者が近くにいて語ってくれていると錯覚してしまいそうなほど。。。

時空を超えて戦争の悲惨さや平和の尊さを子どもたちに伝えるテクノロジーにまずは驚きました。2名のうち1名はつい最近他界されたとのこと。それでもAIで記録された映像は残っていますので死後も対話形式にて体験談を伝えられるというものです。

ただ限界も当然あり記憶されている質問以外は答えられないので、仲介の人がニュアンスを変えずに答えを導きやすく適切な質問に変えるという作業も必要にります。また外国人に関することなどについては答えかねることもあるそうです。

この技術が応用されましたら、次世代に伝えたいことをAIのテクノロジーを使い、未来の子孫があなたと仮想空間にて会話することもできるってことに。。。

それはそれで素晴らしいことだけど、ちょっと怖いって思います。

またこの技術を悪用され誤った体験談が未来永劫流布することにもなりかねないので問題はあると思います。現に広島の原爆資料館では検討にも入っていないようですから。

やはり、未来へのメッセージは自分の言葉だけをそのまま残せば充分だろうって思います。皆さんはどうお考えでしょうか?

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