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“ハレの日パーク”

ゲストブログ

浜松市で建材販売会社を60年展開する「株式会社原川」。
60年を振り返り、100年に向けた運営姿勢を発信するオープニングビデオを制作させていただいたのだが…。

当日このイベントに参加し、社員の人達の反応を見て感じたことがあった。

地域や業界を代表する取引先の人たちが自社の周年イベントに全国から集まっている光景を見る。
(250人近くの人たちが集まってくれていた)
それだけでも、自社が多くの人に関わり、注目される会社だということに改めて社員の人たちが気付くことになる。これは、社員の人たちの帰属意識の高揚にもつながるだろう。そう、重要なのは自社への誇りであり、帰属意識なのである。

いままさに、東京上野で55年間お店を展開する会社のビデオを制作しているわけだが…。
私たちはここでも、社員の人たち全員をビデオに登場させることにした。
それは…

自社への帰属意識とブランディングに対する意識を社員一人ひとりに持ってもらうためだ。

どうあればこれからも自社は存続するのか、
どんなサービスを展開すれば、
多くの人たちが選んでくれるのか、
どんな関係を築けば、大切に取引してくれるのか…。
そう、記念の節目(ハレの日)を全社員が会社の未来について考えるきっかけにしたいと考えたのだ。

ブランディングというのはつい外に向けるものと考えがち。
ところが、社員を巻き込み、共感や信頼などを育てていくことで社員自身もそのブランドを意識した行動をとることにつながり、ひいてはその価値を高めていくのである。

時代の流れやトレンドによって、生活者のニーズや社会の情勢は変わっていく。
その中で、当然企業のブランドは新陳代謝を余儀なくされるわけで、そこで働く人たちが、自社ブランドを理解しながら時代にあった価値を追求していこう心構えはこれからの時代、必ずや必要になってくるということ。

そして周年イベントといった「ハレの日」はそのきっかけづくりに最適ではないか。

ブランドの新陳代謝のためにも、ハレの日をブランディングに活用していこう!

 

ゲストプロフィール

中島セイジ氏(なかじま・せいじ)

経営デザイナー
株式会社QB総合研究所 代表取締役
1985年に企業マーケティングおよび広告戦略を中心にプランニングを行う株式会社クオ-ターバックを設立。1993年には中小企業を主体とした企業戦略研究会「αクラブ」を開設、主宰。経営デザイナーとして業界・地域を問わず数多くの企業を支援する。
2003年よりこれからのビジネスのあり方を発信する「ビジネスの達人」や「時流度チェック」は、ホームページ、メールマガジン、携帯サイトなどで人気コンテンツとして注目を集めている。著書に『非効率な会社がうまくいく理由』(フォレスト出版)『儲けないがいい』(アチーブメント出版)がある。
2015年には、北海道十勝の芽室町でのワイナリー構想に向け、株式会社十勝里山デザイン研究所を設立。
2017年にはNPO法人「里山と生きる協会」の発起人として活動。

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