ブログ

“ハレの日パーク”

ハレの日マーク

もし、ハレの日製作所がフィンランドにあって人々の思いを伝える会社であったならば・・・きっと子ども達や孫達には「静かにしていることが美徳」だと伝えることでしょう。

とにかくどこに行ってもフィンランド人は静か。

ホテルでの朝食バイキングの場・・・アジア諸国ではワイワイガヤガヤが定番。たいがいは喧噪とした中、朝からのおしゃべりを楽しみながらときおりは笑い声も聞こえてきますよね。ところが、フィンランドでのホテル朝食バイキング風景は、そこに人がまるでいないがごとくの静けさ・・・。

誰も大声、いや言葉も発せず黙々とそして淡々と食べています。

日本人どうしでちょっと笑ったりしたら、笑い声がその場一体に響き渡ってしまうほど!

聞けば、フィンランドでは大きな声でしゃべるのは下品だと思われるそうです。

そしてそれは子どもの教育にも波及して子どもは絶対に叱らない教育をしていると聞きました。叱らずにさとすそうです。日本で子どもの虐待の報道がされますがフィンランドでは絶対に起こりえない話だと聞きました。もし子どもを虐待しているのを見かけたら、それを通報しない人も罰せられると!

そしてフィンランドでは子どもが18才になると完全自立。昨今報道された80才の親に50才の息子がパラサイトしていることはフィンランド人にとって驚愕でしかないのだと感じた次第。そういう意味で日本人は甘過ぎますね。親も子どもも頼り頼られの関係維持が続くことを問題視せねばなりませんね。

そんなフィンランドで目撃したこと。

飛行場にて10才に満たない女の子が階段でスーツケースを重たそうに運んでいました。(ちなみにフィンランドはバリアフリーではなかったです。ヘルシンキの目抜き通りでも公道はデコボコで、横断歩道と歩道の境はスロープにはなっていず数センチの段差があり車椅子移動は絶対に無理)その子の親はすぐ後ろにいます。小さい子どもなので時間がかかり、狭い階段であった為、流れが止まり後ろにいる乗客が詰まっていました。日本人ならそこで他の乗客への迷惑を考えて親が手助けするのですが、すぐ後ろにいた親は黙っていて手助けもせず、声をかけることもしませんでした。10才に満たない子どもにも自分の荷物は自分で運ばせるという教育なんですよね。

それが正解かどうかはわかりませんが、そのような境域環境で育てばおのずと自己責任の意識は磨かれていくことでしょう。

写真はヘルシンキのヘルシンキ大聖堂です。

お問い合わせ

メールでお問い合わせ