ハレの日製作所が参加したエストニア・フィンランド研修の最終報告。このかっこいい建物は、フィンランドの首都ヘルシンキに昨年オープンしたばかりの国立図書館。その名は ヘルシンキ中央図書館 Oodi。
建物だけではなく内部もとても素敵♪
そしてこの図書館のコンセプトは
「全ての国民のために」
おおよそ図書館らしくないものがたくさんあるのです。何と言っても全ての国民のための図書館なのですから!
例えば、ミニシアターがあってそこで演劇をすることができたり、誰でも利用できる3Dプリンターがあったり、工芸品を制作する工房があり、VRを体験できる部屋もありキッチンもあり、ミシンも借りることもでき、キッズコーナももちろんあり、会議室もあり講演会ができるスペースもありで全ての人にとっても利用価値が高いのです。
建物は3階建てでそのらせん階段の壁面に書かれている文字は
「おじいさんのために」
「赤ちゃんのために」
「警察官のために」
「アニメーターのために」
というように誰のために建てられた図書館であるかを書いてあるのです。
とは言え図書館なので当然本も置いてあります。その本棚がある3階もまたかっこいいのです。
借りた本を読むテラスも椅子もまたそこでパソコンを広げているだけでも絵になる、いや写真になりますよね。
誰もがその場に溶け込めてリラックスできる図書館。
図書館を本を借りて読む場所はもちろんそれ以外の価値観をも取り入れた新しい概念で造られた図書館。
こんな素敵な図書館があったら、いろんなことにチャンレンジできるし、何より毎日ウキウキした気分で通いそうです。
このような図書館が東京にもあって欲しい!
これがらせん階段です。誰の為の図書館かの文字が入っています。
ミシン室もあります。