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“ハレの日パーク”

ハレの日マーク

ハレの日製作所は節目の日であるハレの日に、時代をつくる次世代へ『思い』を届けます。

ただいやな話ですが、「思い」を届けるのにも、それ相応のお金が必要です。

先日、とあるご縁で、東京都下の由緒ある木造日本家屋のご自宅にて、八王子の芸妓さんをお呼びする宴会へのお誘いがあり参加してまいりました。

今回八王子に芸妓さんがいると初めて知ったのですが、おもてなしが素晴らしかったのです。

宴会が 始まりを告げると、やおら華やかな和服をお召しの芸妓さん3人のご挨拶 、お膳のお運び、そしてそこの地元で作られた地ビールで 乾杯。

(話は飛びますが、宴会が行われた市の条例では、乾杯は地元のお酒を使うことになっていると聞きました。)

お酌をしてくれる姿も艶っぽくて、また芸妓さん達との粋な会話もあり、お酒が進む。進む!

そして、お酒とお食事が一段落すると、三味線と唄と踊りの芸を披露してくれました。

その後にお座敷遊びとして全員参加の「とら、とら、トーラ♪」。

この遊び、ご存知ですか?

ルールは、ジャンケンと同じく三すくみの勝負で、

“加藤清正の槍は虎に勝ち、

虎は老母に勝ち、

老母は自分の息子である加藤清正に勝つ“ というもの。

これを『とら と~ら と~ら とら♪』のフレーズをふすま越しに唄いながら、槍を持つ加藤清正のポーズ、腰を曲げた老母のポーズ、四つん這いの虎のポーズをして勝負をするものです。

たわいもない遊びなのですが、雰囲気を醸し出してくれた芸妓さんのおもてなしもあってそれはそれは楽しかった♪ 芸妓さんには心底脱帽です!

このお座敷遊び・・・当然そこそこのお支払いをしました。

そこで思ったのは、このようなお座敷遊びという伝統・文化を守って次世代にもつなげていくには、お金が必要であるということ。

ブログの前々回にご紹介した高野山も、そこかしこに贅が尽くされていました。当然それなりの費用がかかっているのは見ればわかります。宗教でも、建物であったり、建具や調度品すべて一流のものをそろえ、維持していくにはどうしても費用はかさみます。

芸妓文化であり、高野山のような仏教文化であり、あらゆる芸術は昔からスポンサーが支えてきたものです。これを市民運動で支えることは不可能に近い。

そう思うと、日本独自の文化をこれから支えるには莫大な費用がかかるということ。

そしてそれを支えるスポンサーが必要でスポンサーの育成も重要であると実感しました。

大切な我が国の伝統・文化。つないでいかないと消えてしまう。

これからは余裕のある方は、日本の伝統文化をどんな形であれ、支えていって欲しいと思います!

そう、ハレの日製作所で制作する制作物も、間接的には地域文化の継承もエッセンスで入っています!!ある意味当社のお客様は文化の継承をしてくださっているのです。

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