Harenohi Blog
“ハレの日パーク”

ハレの日マーク

ハレの日製作所は節目の日であるハレの日に、時代をつくる次世代へ『思い』を届けます。

前回は文化の継承について書きました。今回は私たちのふるさとの継承についてです。

人口減少により、地方が疲弊してきています。

それに伴い、日本の里山の風景が失われていくという危機感があります。

そう、♪ウサギ追いしかの山~♪に表されるなんとなく懐かしいふるさとの風景の存続が危ぶまれる時代になってきました。

先日、里山と生きるフォーラムに参加しました。

里山と生きるフォーラムの会の会長は石坂産業社長の石坂典子氏。

所沢の産廃業者で、ニュースステーションで謂われのない非難を浴びましたが、その後地元に愛されるリサイクル業を目指し、現在は近隣に里山を整備をし、今では地域にとってはかけがえのない会社となりました。

先日、NHKの「逆転人生」にも石坂社長は出演していました。

そして今回の基調講演は水族館プロデユーサーの中村元氏。

JCの大先輩です。ある意味私のJC活動の方向性を示してくれた恩人です。

たくさんの水族館をプロデュースしたのですが、その数あるうちの一例として、北海道の海のない北見市に”北の大地水族館”をプロデユースしました。町の人さえもほとんど出歩かない極寒の季節に人を呼び込むしかけをし、今では町の活性化にもつながっていると聞いています。

さて、中村さんの話で印象深かったのは、先進国で自然と共生している里山が残っている国は日本だけとのこと。それはきっと日本人の意識の中にアニミズム、すなわち「全てのものに霊魂が宿っている」という感覚が失われていなかったからだと。”すべてのもの”の霊魂は”八百万の神”にも通じます。

誰しもが八百万の神の存在を心のどこかで認めているのだと思います。余談ですが、確かに私自身も、生物・無生物を問わずあらゆるものに霊魂は宿るという考えを持っています。だから、なるべく生き物は殺しません。(先日ある会合で、机の上に小さな蜘蛛が歩いていたのを手でつかまえ逃がしてあげたら、20代の男性が驚いたことったら!)人形やぬいぐるみにももちろん魂が宿るので、ゴミと一緒には絶対に捨てられないのです。ちなみにこれらは人形供養をしてくれる神社に送ります。

日本では、”生きとし生けるもの”を粗末にしないという意識”がとどのつまり里山を大事にすることにつながるのです。里山があるということは、自然のありがたみと自然の恐ろしさを身近に感じることが出来、それゆえに日本人は今まで里山と対話し、里山を大切にしてきたのだと中村さんのお話を聞き改めて思いました。

さて、それではこれからは・・・?

西欧の合理性・利便性をこの先に追求し続けるとしたら・・・、「山を切り開き、土地を平らかにして産業を興し、人を住まわせるまちをたくさん作るべき」となっていきます。

そして、どこもかしこも同じ風景の町並みに。。。

もちろん、そこでは八百万の神を感じることもできなくなるでしょう。

日本の里山も必要なくなっていくのです。

そのようなことにはなってほしくないと心から思います。

そういえば石坂産業さんは運ばれてくる産廃を「ゴミにしない技術」で減量化。リサイクル率がなんと95%だとのことです。

推測にしか過ぎませんが、石坂社長にアニミズムのお考えがあるからこそ、近隣の里山を整備しようと考えておられるのではないでしょうか。リサイクルとアニミズムはどこかでつながっているのでしょう!

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