ハレの日製作所は節目の日のハレの日に、時代をつくる次世代へ『思い』を動画で届けます。
ハレの日パーク(知らない方もいらっしゃるかもしれませんが、このブログ名はハレの日パークです。)では最近「継承」をテーマに書きました。
本年最後のブログは会社の「継承」についてです。
このブログを読んで頂いている方の中にはそろそろ事業承継を考えていらっしゃる方も多いかと思います。
昨今は経営者の高齢化、後継者不足により年々事業承継をする経営者の年齢が高くなってきているようです。ハレの日製作所の所在地の品川区では、後継をそろそろ考えるべき50歳以上の経営者が全体の75.6%に及びますが、そのうち事業承継希望が84.3%あるのに対して後継者が決まっているのは35.7%との意識調査が平成28年にありました。ちなみに調査対象の企業の売上も営業利益も横ばいややや増加が多く、経営的には安定している企業です。
平成31年2月中小企業庁発表の「事業承継・創業制作」では、今後10年間で70歳を超える中小企業、諸規模事業者は約245万人となり、そのうちの半数の127万社(日本企業全体の1/3)は後継者未定と調査されています。
これをこのまま放置すると、中小企業廃業の急増により2025年頃には累計で650万人の雇用・約22兆円のGDPが失われる予定であるとのことです。もちろん、この中には、経営的に行き詰まり、一刻も早い廃業をすべき企業も一定数いることは間違いないです。またこの先の時代の変化に対応できそうもない企業は早々に決断をすべきだと思います。ただ一定数、黒字企業もあるのも現実です。
黒字企業で後継者のいない会社をどうするか・・・、結局第三者承継となり、社員からの抜擢や、M&Aという手法を用いて会社の存続を図ることになるでしょう。
その時に大事なのは、企業の有形資産の継承と同様、無形資産の継承が大事です。
全ての企業にはその企業独自の文化があります。たとえ同業でも企業文化すなわち企業の文化的遺伝子は決して同じではありません。さらにお取引様とのお取引の慣習や、お客様との独自の関係もそれぞれの会社で違いがあり、他と同じでは決してありません。また社会貢献や地域貢献もその会社の特徴です。そのような数字で表せないもの全てをひっくるめて会社なのです。
会社独自の文化が事業承継によりなおざりになり、経営の軸がぶれてしまうと、社員、お取引様、お客様も動揺してしまいます。昨今は軌道修正するのを社員もお取引様、お客様も待っていられるほど悠長な時代ではなくなりました。
後継者へのスムーズな事業承継はその会社の発展及び会社命運をかけるものになってきます。
そこで、このような無形資産を伝えて欲しいのですが、その手段として、”動画”が最適です。
動画は、経営者が語ることで、観ている人はより文字で読むよりもずっと理解が深まり、会社の雰囲気や社員の仕事に従事している様子などを伝えるには言葉はいりません。地域貢献の様子や社会貢献している姿も動画が語ってくれます。会社の魅力を伝えるのに動画がいいですよ。