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“ハレの日パーク”

ゲストブログ

ハレの日製作所は次世代に動画で「思い」を届けます。

動画について書かれている久々のゲストブログです。

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20数年前に初めてアメリカへ行った時 “ベッド・バス・アンド・ビヨンド”という店に入った。

日本で言うところの家具屋(?)だが家具だけに止まらない、家具周辺グッズまでかっこよくディスプレイされていた。あのニトリもこの店を見てヒントを得、今に至っていると聞く。(これは似鳥会長にその昔直々に聞いた話)

このbeyondとはリビング・ベッドルーム・バス・キッチン“その先の” 様々なモノをもそろえるという意味で使われていた。

一時期、アメリカでは ”beyond” という言葉がトレンドとなりよく使われていたという。

今回 Business beyondという言葉で、「その先のビジネスへ」を表現してみた。

ご存知のようにGAFAMという世界のプラットフォーマーが出てきて、売り方、買い方が変わり、お金の循環も変わった。中島流 “商流革新“で以前話したように、「金・物・人・情」すなわちお金の流れ、物の流れ、人の流れ、そして情報の流れも変わったということ。

こうなると当然、なくなっていくビジネスが出てくる。

私達のビジネスをどこかにシフトしないとビジネスとして成立せず、生き残ってはいけないのだ。

そう”beyond”。すなわち“その先”である。

さぁ、その先はどこに行くのか・・・。

事例として私が長年携わってきた広告・マーケティング・PR業界についてお話したい。

今や、この業界も大きく変わろうとしている。

中島的に、“その先”は「動画の時代」になってきたのだ。

ビジネスは“可処分所得”の奪い合いであり、“可処分時間”の奪い合いでもあり、“可処分意識”の奪い合いにもなってくるのだ。自由にできる時間をどのように奪うか、自由にできる意識をどのように奪うかを考えた時に動画に行き着くのだ。

今や、動画が当たり前になってきた。

東京の主要な駅の改札を出ると、柱という柱にデジタルサイネージで動画広告が常時流されている。

また、山手線内も紙の広告は激減し、額面広告スペースも動画となっている。

東京メトロにもあらゆるところに動画広告が導入されている。

自社の商品を、自社の技術を、自社のPRを視覚的にストーリーにして伝えるのだ。

すなわち、”Visual Story Telling”ということ。

人々が飽きないで観てくれる短い動画でいかに“伝えるか”ということが課題になってきている。

短時間で多くの人に興味を抱いてもらうためにも私は今“マイクロドローン動画”に注目しているのだ。

このように広告業界は紙媒体主体から動画へとシフトしてきている。

あくまで私に近い業界だけでも、かなりの変化である。

これと同じことがどの業界にも起きている。全ての業界のビジネスが変わっていく。

それは世の中の技術・ノウハウが進化し、価値観も生活スタイルも変わるから。

だから新しいビジネスへシフトしないと!ということ。

そのことを、私は “Business Beyond“と名付けてみた。

さて、皆さんのビジネスの“その先”は何かな・・・?(チコちゃん流!)

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中島セイジ氏 ビジネスの達人より

ゲストプロフィール

中島セイジ氏(なかじま・せいじ)

経営デザイナー
株式会社QB総合研究所 代表取締役
1985年に企業マーケティングおよび広告戦略を中心にプランニングを行う株式会社クオ-ターバックを設立。1993年には中小企業を主体とした企業戦略研究会「αクラブ」を開設、主宰。経営デザイナーとして業界・地域を問わず数多くの企業を支援する。
2003年よりこれからのビジネスのあり方を発信する「ビジネスの達人」や「時流度チェック」は、ホームページ、メールマガジン、携帯サイトなどで人気コンテンツとして注目を集めている。著書に『非効率な会社がうまくいく理由』(フォレスト出版)『儲けないがいい』(アチーブメント出版)がある。
2015年には、北海道十勝の芽室町でのワイナリー構想に向け、株式会社十勝里山デザイン研究所を設立。
2017年にはNPO法人「里山と生きる協会」の発起人として活動。

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