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“ハレの日パーク”

ハレの日マーク

事業承継時に大切なことは新旧の”代表メッセージ”です。特にM&Aでの事業承継は”代表挨拶”でお伝えする社長メッセージは大切です。ハレの日製作所では、”代表メッセージ”を動画でお伝えするお手伝いをしています。

今後後継者不足によりM&Aが視野に入った時点で、より良きマッチングのツールとして動画を活用してみてはいかがでしょうか?というお話です。

M&Aを、端的に言うと、会社を譲渡したい人がいて、会社を買いたい人がいて、その両者を取り持つ人がいます。よくM&Aを結婚になぞらえますが、さしずめ両者をとりもつ人は仲人さんでしょうか。結婚の場合はもし失敗だったら離婚という手段がありますが、M&Aについて売主は譲渡した場合、それが失敗であっても戻すのは厳しいので慎重の上にも慎重な判断が求められます。

さて、そこで、真の企業価値とは何かと言うと、ハレの日製作所では、有形資産と無形資産からなっていると考えます。有形資産とは、数字で表せる資産です。下記の図でいうと左側の部分。つまり自社株に始まり、現預金、不動産資産や固定資産、他者株やその他様々な権利関係になります。数字というか金額として見えやすいものです。

一方、図の右側は無形資産と言って数字にはしにくい資産です。皆様の中には「エッ?これが資産?」と思う方もおられるでしょう。ですが立派な資産です。
創業の精神・経営理念は長年培われたものです。会社の軸です。
ビジョンはこれから進む道です。会社は未来に向かって進んでいくものですから全ての会社にビジョンがあります。
社風・社員のスキル・社内コミュニュケーションも会社独自のものです。人間が一人一人違うように、会社も一社一社全て違いがあります。そして社風は長年にわたり空気のようにあたりまえにあったものなので、会社の中にいると気がつきにくいものですが、外からみるとよくわかります。当然、社員のスキルも会社の資産ですし、コミュニュケーションも会社の見えない資産です。
経営者自身があまり気がついていないことがあるのですが、直接の商売とは無関係でも経営者のネットワークは間違いなく資産ですし、経営者が率先して行っている地域貢献、社会貢献活動もまぎれもなく会社の資産です。そこから商売として展開されるアイデアやつながりは会社の発展に寄与しているからです。

このような無形資産ですが、売主自身もあまり気がついていないことが多く、またM&Aの時には数字にはしにくいものですから重視されません。

ですが、これからM&Aが視野にある経営者さん、この無形資産の洗い出しを是非行ってください。有形資産の洗い出しには関わるみなさんが積極的にしますが、無形資産の洗い出しは自ら気がつかないでいるところもあり、行いにくいものです。

次回はもう少し、無形資産について下記の図を詳しくお話をしますね。お楽しみに。

事業承継の時に大事な企業価値とは

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