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“ハレの日パーク”

ハレの日マーク

ハレの日製作所は「思い」を届けます。

先日、ある方よりアップルの ”Knowledge Navigator” という動画を紹介してもらいました。これは1988年に制作された動画です。

動画の舞台は2010年。1988年に2010年のコンピューターがどのように活用されているかを動画で表現しています。

場所はカリフォルニア大学バークレー校のある教授の書斎。iPadを彷彿とさせる折りたたみ式タブレット端末を使いAIによるナビゲーターと音声でやりとりをする。(siriに聞くように!)

音声によるスケジュール確認をし、全てナビゲータを介して仕事もプライベートの予定も進んでいく。仕事面では、ナビゲーターに指示を出し、友人の教授にテレビ電話をつないでもらう。不在であればメッセージを残す。最新論文資料検索も全て音声の指示。するとメッセージを入れた友人から電話があり(電話のマークがレトロな点は面白い!)その日の大学での授業へのオンラインでの参加・協力依頼をする。資料の作成も音声の指示だけで図やグラフを作り友人の教授とのデータ交換により、シュミレーション資料までも自動作成する。その友人はもちろんオンラインで授業に協力。今でいう、zoomによる参加ということ。

こんな未来のコンピューターの動画なのです。どうですか?想定は2010年でしたが、2020年の今、ほぼ実現していますよね?

これはアップルがステークホルダー向けに表明したアップルのビジョンそのものなのです。つまり、この動画を公表した時点で、アップルが今後の商品・サービスの展開をどのように考えているのか、またその商品によって未来の仕事、生活環境がいかに変わるのかをアップルの20年先のビジョンとして「動画」で表現しているのです。

1988年というと、ようやく海外向けワイアレスの電話機が出るか出ないかだったと記憶しています。(私は家電の免税店にいたのでその当時の家電製品については記憶があいまいながらも結構あります)

そんな時代に、ワイアレスのコンピューター端末で音声により指示を出して、コミュニュケーションをするとはSFの世界の中のおとぎ話としか思われなかったと思います。

ですがアップルは確実にこの動画で示したビジョンに向かい、研究開発を重ね、後にiPodiPhoneiPadを世に送り出しました。そしてこれらを使いこなすための便利なアプリも数多く開発されてきていることは皆さんご存知のとおりです。

さて、ここで私が言いたいのは、企業において、ビジョンを示す大切さです。

新型コロナウイルス感染蔓延により、どうしても直近のことに目が向きますが、今この時期だからこそ20年先を見据えて、会社のビジョンを考えてはいかがでしょうか。

それこそが会社の進むべき道となります。

そしてそのビジョンは中小企業では繰り返し語ることがとても大切。

そのためにもアップルのように、動画を活用することがオススメです。

そう、あなたの会社も会社のビジョンを動画にしませんか?

アップルKnowledgeNavigatorは動画検索すると日本語吹き替え版を観ることができます。

 

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