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“ハレの日パーク”

ハレの日マーク

ハレの日製作所では次世代に家系図をお届けします。

前回は、アメリカで制作されて大ヒットしたテレブドラマ「ルーツ」のクンタ・キンテの言葉を引用し、「自分のルーツを知る意味」のお話と、若い人で自分のルーツに興味がある人が多いとお話しました。今回は若い人たちにとっての家系図の意味についてお話します。

家系図をつくると、大勢のご先祖様がいてくださったおかげで今の自分がいるとわかります。その大勢のご先祖様は、家系図を作らなければ知らなかったご先祖様や、そのご先祖様それぞれのルーツの場所が明らかになります。そこで生まれる新たなご縁。人と人、地域とつながるって素敵なことだと思います。

では、本題に入りましょう。

自分の存在について語れるようになる

皆さんは自分のことについて、どれだけ知っていて、どれだけ語ることができるでしょうか?もちろん、履歴書に書くような自分が生まれた場所、育った場所、家族関係については十分把握していることでしょう。しかし、自分のルーツや先祖のことについても話すことができるでしょうか?おそらくきちんと話せる方は少ないと思います。

家系図を作ると、自分のルーツについて知り、お話をすることができます。家系図を作った後は、自分の先祖の名前や、先祖が他の家から養子からきていたことや、珍しい名字の家系と関係があったこと、家紋の絵柄等、一族の歴史についても人に話して伝えられるようになります。そこまで自分のことをわかっていて、人に語れる人は希少ですし、とても素敵だと思います。自分が生まれる前の歴史についての興味も自然と湧いてきます。たくさんの人と関わる中で、自分のルーツを語ることができるということは、自分をアピールできるポイントが増える、つまり自分の人間力が増しているということになります。

たくさんの人と共通点を持てるようになる

家系図を作ると、自分が今名乗っている名字以外の名字や、家紋、自分が今まで知らなかった先祖のゆかりの場所がわかるようになります。普段の生活や仕事をしていく中でも、たくさんの人に出会うことになります。そのたくさんの人は、色々なバックグラウンドを持った人達でしょう。

名字に関していえば、普通は自分の名字にしか関心がないものですが、家系図を作ることで、自分の先祖が名乗っていたたくさんの名字にスポットライトがあたることになります。同じ名字の人に出会うと共通点を持てることになります。今までは自分が名乗っている名字だけでしたが、家系図を作った後は、自分にゆかりのある名字をたくさん知ることができるので、様々な名字の方と共通点を持てることになるのです。さらに先祖のゆかりの場所に関していえば、自分の生まれた場所や育った場所と同郷の人とは自然と話しが盛り上がります。それは誰もが経験していることでしょう。自分の先祖のゆかりの場所に範囲を広げてみると、たくさんの人と共通点を持つことができるようになるのです。全国から人が集まる都市部で仕事をしていると、同郷の人に会うと安心するものです。家系図を作り、自分の人間力を高めるということは、たくさんの人と共通点を持つことができて、自分の魅力を高めることができるということなのです。

精神力・自己肯定感が高まる

生きていると、必ず辛いことも経験します。それが人生。辛いことが起こると、自分がとても不幸に思えてきて、「自分は何でこんな思いをしなければいけないんだろう」と思うこともあるでしょう。自分が不幸に思えてくる感情の元を辿れば、相対的にみて“自分だけが”と感じる気持ちがあるということです。家系図を作ることで、自分が生まれる前にたくさんの先祖がいて、その中の一人が自分なのだと気付くことができます。それからは、もし辛いことがあったとしても、自分はたくさんの人の中でそんな「役割」を与えられたのだと思うようにします。そうすると、自然と気が楽になるものです。自分に起こる全てのことをありのまま受け入れることができて、これからもありのままの自分でいいのだ!という自己肯定感も生まれてきます。

次回は終活における家系図制作についてお話しますね。

 

引用一部加筆<https://ka-ju.co.jp/column/meaning1>

 

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