ハレの日製作所は、SDGsをテーマとした勉強会に参加させてもらっています。
”次世代に「思い」を届ける”ために起ち上げた、ハレの日製作所としては、次世代に繋げていく社会がいいものではなくてはならないと考えているからです。
さて、全国の緊急事態宣言が解除されました。
3月中旬以降、そう、東京オリンピックをどうするのかと世間がやきもきしていた頃は「一刻も早く緊急事態宣言を!」との流れがありました。その時は多くの人、そして政府も経済よりも人々の命が大事だとしていました。4月16日ついに全国へ緊急事態宣言が発出。
当初ゴールデンウィーク後までの期間でしたが、感染状況を鑑み、延長が決定されました。あの時の世の中は、まだ解除には早いとの空気が社会にあったと思います。
それから徐々に、人々の生活で重くのしかかる経済上の問題が明らかになっていきました。
5月25日、緊急事態宣言解除。
さて、これからの対応は政府も地方自治体もとても厳しい判断が迫られることになるだろうと考えています。
経済をどうしても廻さなければならないという空気が出来ているからです。
すなわち、命と経済どちらも大事にしながら、対応せねばならないこと迫られているのです。行政機関の方々は本当にご苦労されていると。。。
そこで思ったのです。
SDGsでも、17の目標のそれぞれを即刻解決すればうまく収まるという訳ではないと、勉強会でも学ばせてもらっています。なぜならそこで働かざるをえない人々がいるから。貧困ゆえの意に介さない労働でも従事せねばならない人々の存在を忘れてはならないと知りました。SDGsでは「誰一人として取り残さない」がテーマですので、対立する問題でも両者にとって”いい解決”をしていかねばならないのだと。
両者にとってベターな解決を目指す上で、鍵となる思想が、「次世代に何を伝えるか、何をつないでいくか、何を残すか」だと私は思うのです。
今の自分ではなく、50年後、100年後の未来の人々のために、どうするかを考えて行動を自然にできるようになればいいと思います。
さて、コロナによる”命”と”経済”ですが、我が国は”命を守る”意味ではある程度は成功しているのではと思っています。(ある程度と書いたのは、感染により亡くなった方がおられるからです。)
さて、これからはどう”経済”を立て直すかが大きな課題。
もう前と同じには戻らないのですから、人と人が距離感を保ちながらも温かい気持ちを持ちつつ、日本らしい社会をこれからどう作っていくのか、そのためのグランドデザインとなる「思想」なり「哲学」を明示し、流れを導く真の先駆者の登場を強く望みます。
ちなみに、何故、「思想や哲学」が必要かというと・・・「思想や哲学」のない経済活動は薄っぺらで、目先の利益を求めがちになるからです。まるで今までのように・・・とは言いませんがね!