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“ハレの日パーク”

ハレの日マーク

事業承継時に大切なことは新旧の”代表メッセージ”です。特にM&Aでの事業承継は”代表挨拶”でお伝えする社長メッセージは大切です。ハレの日製作所では、”代表メッセージ”を動画でお伝えするお手伝いをしています。

企業の無形資産の具体例についてお話します。

前回は、スーパーを経営している会社の社長は、

「私達は、お客様によって私達は成長させて頂いているわけですから、お客様がお困りの時には、私達のできる範囲で力添えをこれからも継続していく」とおっしゃっり、このことを繰り返しお話をされていることをお伝えしました。

今回2回目の動画制作だったわけですが、そこでは、こんなお話がありました。

20148月広島地方を襲った豪雨災害。広島県内の死者・行方不明氏はは74名。悲しい災害でした。

そしてこのスーパーが加盟している全国組織のスーパ協会で、寄付を募ることとなり、店頭に募金箱を設けました。

ある日、あるお店にてなんと50万円もの札束が募金箱に入っていたとのこと。

驚いていたところ、またその翌日も30万円同じお店の募金箱に入っていたそうです。

もちろんどなたが入れたのかはわかりません。

皆さん、募金をする時、どこの組織に募金をするか考えますよね?

その組織が預けたお金をしっかり困っている人に届けてくれるかは募金する時にとても大切な事柄です。

このスーパーの店頭募金箱に50万円と30万円を入れたということは、その人は(もしかしたら複数名かもしれませんが)よっぽどこのスーパーを信用していないと出来ないことです。

募金をしたお客様は、安心して募金ができる会社であること考えての行動であったことに違いありません。テレビでは”どらえもん募金”もありますし、インターネットや赤十字への募金とあらゆる場面で募金を募っている中で、大金を預けるのに最もふさわしい場所としてこのスーパーが選ばれたわけです。このことは会社の誇りになりました。所属するスーパ業界においてもお客様に”これほど信頼されている仲間がいると”有名なエピソードとなったとのことです。

大金を預けたお客様は長い年月にわたりこのスーパーのことを見て信頼して募金したのに違いありません。

それだけの信用・信頼を培った実績は、長い年月にわたり培われたものでしょう。それが会社の伝統にもなりました。この伝統を次の世代にも繋げたいと、今回の動画では、このエピソードを冒頭に入れました。そして、この物語はずっと引き継がれていくことでしょう。

ひとつひとつのお客様との物語を紡いで、記録としておくことはとても大切なことです。

会社の物語を伝える動画は事業承継時に特に効果があります。承継をお考えであれば、独自のエピソードの伝え方についても今一度考えてみてはいかがでしょうか。

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