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“ハレの日パーク”

ハレの日マーク

ハレの日製作所は、”見える価値”と同時に”見えない価値”が大切だと繰り返し発信しています。そしてその”見えない価値”を記録する手段として動画が適しているとお話しています。企業であればPR動画は”見えない価値”を表現するのに適しています。なぜならば”見えない価値”は言葉で表現するのが難しいからです。

タイトルにある本『こころの相続』(SB新書)の中で、五木氏は、お金や土地の相続よりも大切なことは”目に見えない財産”だと語っています。しゃべり方や日常のさりげないしぐさ、土地の風習なども”見えない財産”だと。

 

習慣から学ことが多い

たとえば、靴を脱ぐときのしぐさを子供の頃親から厳しくしつけられたら一生変わりません。そしておそらくその習慣は子供や孫にも受け継がれていくことでしょう。

たとえば魚の食べ方。今年は残念ながら不漁ですが本来ならこの時期はサンマが美味しい季節。皆さんさんまをどのように食べますか?きれいに食べる人は親もきれいに食べていてそれを見て育っているからでしょう。私のさんまの食べ方はまずさんまのワタと肉を骨からすべてきれいにはずし、わたと肉を混ぜ合わせて食べます。そうすることでわたの苦みを少しやわらげながらもその苦みを一尾のさんま全体にまぶして食べることができてこれが本当に美味しいって思うのです。

ま、亜流と言えば亜流でしょうけど(笑)、お皿に残るのは頭と背骨がそのままのカタチでのこります。食べ方はともかく、きれいに食べるとお皿だけを見たらほとんどの方が言ってくれます。

かなり話がずれましたが、これも親からひきついだ見えない習慣。

地域の言い伝え、風習も”見えない財産”です。

”ここには家は建てない方がいい”という場所には建てるべきではないのです。

 

一人一人の価値観に基づいた過ごし方が歴史になる

さて、もうひとつ、”こころの相続”の具体例は、新型コロナウィルス蔓延により政府が緊急事態宣言を発出し経済活動が止まったことに関してです。

後世、このことは語りつがれる歴史の1ページになることは間違いないです。その時に例えば歴史の教科書に

2020年、新型コロナウィルス蔓延により緊急事態宣言は発出された」と掲載されることでしょう。でもこれだけでは私たちが味わった、コロナに対する不安や恐怖、そして先の見えないなんとも言えない空気感はこの一文だけでは伝わりません。

この時期、私たちはどう感じ、どう考え、どう行動したのか。何が最も大切だと思ったのか。→だからこそ離れて暮らす家族にも会いに行かず、友達にも同僚にも会わなかった。この価値観を伝えていくことこそが、次の時代に同じようなことが起きた時に後世の人々が参考にして対応を考える源になるのだと思います。

一人一人の価値観のもとづいた”歴史の積み重ね”こそが本当の歴史でありそれを伝えてこそ歴史になってゆくのだと思います。

 

伝えたいその時代の空気感や価値観

毎年8月には戦争特集がくまれますが、若い人達にとってそのような情報は既に聞き飽きた感もあるでしょう。何よりも75年前の話は今の自分とはあまりにかけはなれていて実感として入ってこないのではないでしょうか。

ところが、「この世界の片隅に」のようなアニメで著されているように一人の女性がその時代の価値観や、空気感の中でいかに生き抜いたかの話は自分ごととして捉えることができるのです。

 

動画で届ける空気感や価値観

このブログを読んでくださっている方、とくに一定以上の年齢の方はどうぞ自分の体験を生の声でお子様、お孫様にお届けください。

届けないと貴重な話は消えていきます。そして一度消えてしまったものは二度と蘇りません。聞いた側はかならず心にひびきます。

その声を、ぜひ動画で記録してください。

文章で書くのもいいのですが、肉親の生の声で伝えることはよりひびきます。そして何より記録として長く長く残ります。もしかしてあなたが亡くなったあともまだ見ぬひまごやしゃごさんにまで届きます。

繰り返し言います。

歴史は一人一人の歴史の積み重ねです。それを紡いでこそ未来は切り開かれていきます。

ま、さんまの食べ方は動画にする必要・・・ないですがね。(笑)

さんま

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