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“ハレの日パーク”

ハレの日マーク

今、ある福祉施設グループの周年記念動画を制作させて頂いています。

今回のブログのタイトルは、”仕事が楽しい! 楽しい!! 楽しい!!!ですが、その福祉施設の職員の皆さんが異口同音に満面の笑顔でインタビューにて発してくださった言葉です。

 

ある方は、「毎日が楽しくて、楽しくて」と。

そうは言っても、コミュニケーションがはかどらなかったり、辛い、苦しいこともおありでは?と話をふっても、

「コミュニケーションがはかどらない時は、いろんな工夫をします。それがうまくいった時は本当に嬉しい」

「つらい、苦しいことがあっても、利用者さんの笑顔に何度も救われています」

「いろんなことを、利用者さんとそのご家族、そして職員みんなで力を合わせて乗り越えてきています」

このような言葉がすらすらとよどみなく返ってきました。

職員のみなさんがハッピーであれば、お客様である利用者さんもハッピー、そして会社組織としてもハッピーという好循環が生まれています。

この福祉施設の歴史は、子どもの発達に疑問をもったご家族さまとのふれあいから、子ども達の療育をはじめました。当然その頃はその病名もついておらず、手探りで無認可保育で始めました。従い、創業時はどれだけ大変だったのかと推察できます。やがて認可がおり、その後、こども達が成長して学校にあがるようになると、子ども達を預かる”学童施設”をつくり、やがて成長し、働く場所として、”共同作業所”を作り、生活する場所として”グループホーム”を作りました。子ども達の成長とともに歩んできた施設なのです。

このような歴史だからこそ、施設にとって、一緒に歩んできた利用者さんやご家族への感謝の思いは、とても強いものになっています。

 

私から見ても、とにかく職場が明るくて、アットホームです。

さらに、この福祉施設はすごくおしゃれ。

建物の外観も内装も、福祉施設だとは思えないようなデザインで素敵なつくりになっています。そのことを尋ねたら、”福祉施設っぽい”のはいやなので、そこにはかなりこだわっているとのこと。そのような場所で、利用者さんも職員さんも気持ちよくすごしておられるのです。

 

今は、”働き方改革”にて、「働く人にとっての働きやすさ」を追求し、その結果としての”時短”により家族との生活時間の増加、キャリアが積めるような勉強する時間の捻出や、副業解禁という面ばかりが重視されているように感じます。

私の感じでは、これらはいかにもお役人がこさえた文字面ばかりという感じです。(お役人さんのお仕事が元来そういうお仕事なので仕方ないのですが・・・)

そこには、”働く意味”として、人としての血の通った、或いは魂のこもったコンセプトが見えてきていません。

働くっていったいなんでしょう?

もちろん、生活を守ること、家族を養うこと、とても大事です。昭和の時代、いや平成の時代まではそれだけでよかったと思います。ですが、令和となり、新しいこれからの社会を考えていくと、働く人が、働く意味について考えていく時代、人生の充実につながる働き方が求められる時代になったような気がします。

そうすることで、働く人、会社、お客様の”三方良し”となり、それがこれからの会社の発展や社会の発展につながるのではと思います。

働き手はもはやセクハラ、パワハラを受けてまで会社にいることもないし、会社は働いてくれる人がいかにハッピーになるかを考えていくことが事業の持続可能な発展にもつながるような感じがします。SDGsでいうところの、8.「働きがいも経済成長も」の5番、「2030年までに、若者や障害者を含む全ての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、並びに同一労働同一賃金を達成する。」に該当します。

 

今回、皆さんから「仕事が楽しい」と聞き、”働く意味”を考えさせられた福祉施設の職員さんとのふれあいは私にとってとても新鮮で刺激にも勉強にもなっています。

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