私は、動画制作の際にドラマのタイトルバックをよく参考にしています。
例えば、こちらの紹介動画は、NHK朝ドラの「エール」のタイトルバックの表現方法の一部を参考にしました。
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参考にするのは断然NHKが多いです。特にタイトルバックは番組の”顔”で毎回放送されるので特に力を入れて美しい動画に仕立てていると思います。
NHKは、民放とは、コストのかけ方が違い、細部にこだわった質の高い番組を提供してくれています。
細部にこだわるという点で、例えば時代劇では、役者の着ている着物の質が民放とはおそらく桁が違うのでは?と思えるほどコストをかけていると思います。
「青天を衝け」で徳川家康役の北大路欣也さんが着ているものは素材の質が画面越しでもよくわかります。民法の時代劇でお殿様が着ている着物と見比べるとその差を感じています。
さて、話を戻しますが、大河ドラマ”青天を衝け”のオープニングのタイトルバックは最先端技術の”ボリュメトリックキャプチャ”を使用しているとのことです。
これは、360度150台のカメラで被写体を捉え空間全体をデータ化して制作されていると聞きました。さすがNHKですね。
このボリュメトリックキャプチャは被写体がかぶると欠けてしまう欠点があるとのことですが、それを”青天を衝け”では、水墨画の炭が流れるような動画を重ねて使うことで映像に芸術性を加味したとのこと。
なかなか民間では、このような動画を制作することはコスト的に難しいとは思いますが、これを観ていて、一部であれば、ドローンでも表現できるかもしれないと思いましたので紹介します。
・オープニングの鷲が飛んでいるシーン(鷲目線で草原を飛んでいる動画)
→ これはドローンで撮影できます。実際にドローン撮影かもしれません。
・町並の賑わいを表現するシーン(鳥目線で街並みを俯瞰し、また道で談笑する人々の周囲をぐるりと回って撮影)
→ これも人物や街並みはドローンで俯瞰して撮影でき、輪になっている人々もドローンで撮影できます。渋沢栄一役の吉沢さんが人々にかつがれて拳をあげているシーンもこぶしのまわりをぐるっと一周しながら輪になっている人の表情の撮影もできます。
・おそらくこのドラマ後半で登場するの”鹿鳴館”をイメージするシーン(着飾った紳士淑女が円になり踊っていてその楽しげな人々のシーン)
→これも周囲をドローンが回ることで撮影できます。
このようにボリュメトリックキャプチャのような撮影をドローンで代替えできそうだなって思いながら青天を衝けを毎回楽しみにしてみています。
動画制作される方はこのような視点で観るのもいいかもしれません。
(余談 : ブログの写真はかなり前に東京、大手町の常盤橋公園にあった渋沢栄一の銅像。ガラケーの携帯で撮影したもので画像がよくなくすみません。常盤橋がこの5月10日に新しくなったと聞きました。翁も喜んでおられることでしょう。)
青天を衝けのタイトルバックはこちらから