久しぶりに家系図について書きます。
家系図を眺めていると、いろんなことを思いだします。
普段なら、なかなか思い出せない親戚のことを特に印象深く思い出します。
この夏、私は新盆だったこともあり、昨年作成した家系図を眺めてみました。
すると・・・、お盆期間中でもあったからかもしれませんが、忘れてたことがいろいろ蘇りました。
それは既に他界した祖父、祖母や伯父、伯母達とのたくさんの情景が次から次に脳裏を巡りました。
私のあれやこれやを祝ってくれたこと。
無条件でかわいがってもらったこと。
作ってくれた“まつり寿し”(※)のこと。
海からあがって、井戸で冷やしたスイカを切るその音・・・。
拾った天草でところてんを一緒につくったこと。
獣道のような道を進んで山登りをしたこと。
夜のカエルの合唱を聞いた伯母の家のこと。
家系図で目に入る、親戚の名前、名前、名前。
お一人、お一人との思い出が蘇りました。
何故か両親はここでは出てこなかったのですが・・・。
家系図がなければ絶対に思い出さなかったかと思います。
家系図は、親戚のお一人お一人とのことを思い浮かばせてくれるもの。お一人お一人は本当に私を支えてくれた皆さんです。親戚とはいえ、よっぽど近い親戚でない限り、お一人お一人へのお墓参りは叶わないものですよね。そういう意味で家系図を観て眺めることって大切だなって改めて思いました。
家系図は、失われた過去の記憶を蘇らせてくれて、温かい気持ちになり、感謝するものだとつくづく思いました。
やはり、家系図作っておいてよかったなと思える一瞬でした。
※“まつり寿し”とは伊東の郷土料理(?)で、ちらし寿司です、アジとか鯖の青い魚から作ったそぼろが半分をしめて、残り半分に、にんじん、インゲン、椎茸、などの野菜や卵をのせるちらし寿司です。
伊東で有名な駅弁の「祇園」のまつり寿しの写真です。祇園では「まつり寿し」と言っていませんが、私はこのお寿司をまつり寿しと呼んでいます。