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“ハレの日パーク”

ハレの日マーク

しばらくぶりの投稿です。

 

昨年秋に誕生した岸田総理は、所信表明演説で、「企業は非財務情報の開示を・・・」と語っておられました。

 

(詳しくは、こちらのブログで企業の「非財務情報開示の充実」~ 岸田新総理所信表明演説~ | ブログ – ハレの日製作所 (hare-no-hi.co.jp)

 

ところが、先に行われた通常国会での岸田総理の施政方針演説では、企業の非財務情報開示には一切触れておらず、さてどこに行ったものかと思っていたところ、やはり日本の官僚はエライですね。引き続き動いていたとのニュースが飛び込んできました。

ブルームバーグ発信のニュースです。

ESG Weekly: 首相肝いりの非財務情報開示ルール策定へ、投資家も期待 – Bloomberg

 

どう探しても日本経済新聞ニュースでは出てこない。誰か見た人いたら教えてください。

紙媒体では掲載されていたのかしら・・・?

 

ちなみに、最近の私はニュースはブルームバーグかロイター中心に読みます。

これを押さえておかないと世界の動向が見えないからです。

日経だけ読んでいては、もうだめだと思います。

 

さて、非財務情報の開示はESG投資の流れをくみしています。

皆さんご存知だと思いますが、ESG投資は、企業を長い目でみます。デイトレーダーのような動きはしません。すなわち、長い年月をかけて着実に成長する企業への投資ということになります。それが岸田総理の掲げている「新しい資本主義」にも通じていく内容になっていくと捉えています。

すなわち、

 

  • 地球上のごくわずかな金持ちだけが富を独占する異常事態の解消

→ 富とは社会から得られたものであるのだから、富の独占は行き過ぎと

 

  • 企業は短期利益の追求をしていては地球環境の改善は進まない

→ 上場企業の四半期決算開義務の見直しの傾向へ

 

  • 成長と分配の好循環

→ トリクルダウンは起きなかった反省から

 

  • 人への投資

→ 企業にとって人を経費として捉えるのをやめる

 

これらが実現してすぐに世の中が変わるわけではないのですが、政府の方針は社会が動くきっかけになります。

 

ここは政府が言っているから・・・と企業は重い腰をあげるのではなく、率先して、「新しい資本主義」に向かい独自の指針を出し、行動を早めにするのが、時代の先端を行くことにつながり、ひいては企業の発展・成長の礎となると考えます。

これまでの資本主義とは違う資本主義を目指し、人と企業、地域や国が豊かになるために、真剣に皆が考え抜いて、実際の行動につなげていく時代になりました。

非財務情報開示について一緒に考えていきませんか?

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