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“ハレの日パーク”

ハレの日マーク

今回ご依頼のありましたお客様は、沖縄在住の方でした。お客様の名字と代々の言い伝え、そしてお客様ご自身が独自に調査されたことから琉球王族の末裔ではないかと長年気になっておられたそうです。

 

沖縄の場合、不幸にも戦争の被害が大きく、公文書が焼けてしまった結果、本土では江戸末期まで辿れる戸籍調査も先の大戦以前に亡くなられたご先祖さままで辿ることができません。戦争の被害は戦後77年経過しても消えることはないのです。(話は飛びますが、樺太にご先祖さまがいらした場合も辿れないと聞いたことがあります。)

 

そのような事情なので、確かなことを知りたいと思われたお客様から、当社の「千年辿る本格家系調査」をお申し込みいただきました。

お申し込みいただきました段階で、調査の結果、残念ながら王族の末裔であると証明できない場合もありうるとお話しました。当社は成功報酬ではないので、たとえ残念な結果でも費用は同じであることをご理解いただき、お申し込みをしてくださいました。決して安くはない調査ですので、勇気あるご決断に心から感謝しています。

 

調査は約1年ほどかかりようやく今回納品となりました。

結果として、琉球王朝の王族の御末裔だと証明されたとのこと。

申し込みいただいた客様はじめ、お客様の90歳を超えたお母上が大層お喜びになったと伺いました。ご家族さま始め、一族の皆様も同様にお喜びいただいたと聞いています。

このように、お喜びいただいたことは当社にとってもこの上ない喜びです。

 

以前にもブログで書きましたが、現在は血筋はあまり重要ではありません。血筋が良いメリットもほとんどありません。ただし、それを知ったご本人、そしてご家族さまにとって、人生の「張り合い」となるかと思っています。

特に、若い世代や小さなお子様にとって、”襟を正すきっかけ”となったり、進路に迷った時に、これからの道のりを決定する判断材料として、ご先祖様の行動指針をひもときやすい結果となったと思います。

それが、何よりのメリットではないでしょうか。

 

世が世で有れば、王様として君臨されていたかもしれないお客様とは、ZOOMでしかお話していないのもこのご時世ならではですが、お客様の笑顔を想像し、本当によかったと思っています。

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