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“ハレの日パーク”

ハレの日マーク

八起会の故野口会長の数々の名言をまとめています。

かなり前のことですが八起会の野口会長の講演会に参加した記憶があります。その頃の私は野口会長の言葉が全く身に沁みず自分には関係ないと思ったと記憶しています。ですが年を重ね改めて野口会長の映像を拝見し、あるいは野口会長の書物を読み、その一言一言が心に沁みていくのを感じています。 ご存命中にちゃんとお会いしたかったと悔やんでしまいました。

八起会は倒産110番の活動を長らく続けていました。現在はさほどではありませんが2000年頃までは万が一倒産をした中小企業の経営者は自死をして自分の生命保険にて返済をすることが常でした。実際私の父の口癖は「俺は命を懸けて仕事している!」と言ってたものですし、知り合いの経営者も残念ながら何名かその道を歩んだ方がいます。その方々の顔が思い浮かびもし倒産110番で野口会長に相談されたらどうだったのかと思ったりもしました。

野口会長は経済的、精神的に追い込まれた倒産した経営者の相談を親身になってされました。あの頃は(今もそうかもしれませんが)倒産した経営者に対して世間はとても冷たかった。。。倒産したら人生のおしまい、人としての落後者と白い目で見られ、生活するお金も、住む家もなくなってしまいました。その中で野口会長は「倒産は会社の失敗であって人生の失敗ではない。夜逃げする必要もない。債権者の方々に丁寧にお詫びすることが再起の第一歩」と励ましました。野口会長が自らおっしゃってますがもちろん全ての人を救ったわけではありません。でも救われた人も確実にいます。八起会の役割は途方にくれ拠り所のない倒産した方々の「心の再起」でした。救われた方々が現実に何名もおられるので八起会はなくてはならない会であったしそこに存在意義があったと感じます。

その故野口会長のお言葉で私にとって印象深いものを紹介します

幸せとは健康・天職・それからちょっぴりのお金。あとは人のために尽くすこと。

これは悲嘆にくれる人々との交流のなかで幸せとは何かということを突き詰めて野口会長が悟った言葉のように思います。

自分のもののように見えて実は自分のものではないものが二つある。それは命と金。命は両親からの預かり物。金は所有者の思惑を超えた社会的役割がある。

こちらも自殺をしようとした人、自殺を考えている人の相談のなかで得た結論ではないでしょうか。だからこそどちらの言葉も重みがあります。

そして・・・命もお金も活かしてこそだと故野口会長に教わりました。

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