ある日、ある人からのご先祖様調査についてご相談がありました。
それは、この方のご先祖様が有名な商家であったと言い伝えられているとのことでしたが、その情報についての真偽が不明なので、ぜひ血縁関係があるかを調べる家系調査と血縁関係があれば文献による調査をしてほしいという依頼でした。
調査を開始するにあたり、最初に心配されたのは、関東大震災や第二次世界大戦の空襲による影響でした。この方のご先祖様がお住まいになっていた地域が下町であるとわかっていたからです。ご存知のように下町地域では、これらの災害により多くの戸籍が失われている可能性が高く、調査が困難を極めるかもしれないという懸念がありました。
まず、戸籍に関する情報を集めるために、各地方自治体の役所への問い合わせをしました。幸運にも、数多くの役所への問い合わせにより、幕末時代のご先祖様に関する記録に辿り着くことができました。この発見により、ご依頼者のご先祖様とその商家がつながることが証明されました。このことは依頼者は多いに喜んで頂けました。
このようにして、当初は戸籍がないかもしれないと諦めていた方々でも、実際には調査によってご先祖様の記録を見つけることができる可能性があるのです。そのため、同じような悩みを抱えている方々には、ぜひ一度ご相談いただきたいと思います。
さらに、商家の詳細な歴史を探るために、現存する文献を国会図書館へ問い合わせしました。そこでは、商家に関する多くの貴重な資料があちこちに眠っていることが分かりました。特に、公文書館や地域の図書館には、商家の歴史を紐解くための古文書や資料が数多く保管されていることがわかりました。
ただし、文献調査では国会図書館までの調査となります。さらに深く知りたい場合は、地域の公文書館や図書館へ実際に足を運ぶ必要があります。また、ご先祖様の菩提寺やゆかりの神社にも多くの資料が残っている可能性がありますが、そこまで調べるコースは「徹底調査プラン」となり追加費用30万円ほどのプランアップが必要でした。
最初は文献調査の依頼でしたが、その商家のことを体系的にまとめる作業は、学術的にも非常に貴重なものとなることが明らかになりました。今後、誰か研究者が現れてこの商家の歴史を詳しく研究する可能性もありますが、そのような研究者が現れるとは限りません。そこで、ハレの日製作所はこの調査の依頼者に、血縁者として詳しい調査を行い、商家の歴史をまとめることはとても価値のあることだと説明させて頂きました。結果として依頼者はその価値を認めてくださり、プランアップに応じてくれました。
現在もその商家の調査は進行中ですが、こうして貴重なご先祖様の歴史を後世に伝えることは、現代に生きる私たちの使命なのかもしれません。過去の出来事や人々の生き様を紐解くことで、私たち自身のルーツや文化を再認識し、未来に繋げていくことができるのです。
もし、あなたもご先祖様についての疑問や興味があるなら、ぜひ一度ご相談ください。私たちは、あなたの大切な歴史を紐解き、未来に繋げるお手伝いをいたします。
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