ガザの詩人 レファアト・アラリールの詩が40もの言語に翻訳されて世界の人々の涙を誘っています。
詩のタイトルは“If I must die”
もし私が死ななければならないのなら
あなたはどうしても生きなければならない
私の物語(ストーリー)を伝えるために
(つづく)
今、ガザ地区で暮らしているパレスチナの人々の絶望感はいかほどかと考えると胸が痛みます。
恐怖と餓えの中で明日の命、いや1時間後の命さえ保証がない。
世界中のほとんどの人が「和平への道を」と願っても、和平への道は見えて来ない。
戦争は一度始めると、終わらない。
これはウクライナでも同じ。
だから戦争を始めてはなりません。
79年前の3月10日。東京は焼け野原になりました。
大東亜戦争のさなか、未明に東京上空に飛来した米軍のB29が落とした焼夷弾は木造住宅の屋根を燃やし、おりからの強風でまたたく間に大火となり下町を焼き尽くしました。
犠牲者の数約10万人。
これは非戦闘員がたった一日で犠牲となった人数。
東京に住む者として、東京で仕事をしている者として今日3月10日は東京大空襲を語る日にしていて毎年ブログを書くことにしています。
このようなことが二度とあってはならないと強く思います。
世の中には勇ましいことを言う人もいますが、勇ましいことを言う前に戦争を始めないようにあらゆる努力をすることがもっとも大事だと断言します。
そのために、このような悲劇を伝え続けていかねばなりません。
冒頭のレファアト・アラリールの詩の原文を記載します。
一日も早くウクライナとガザ地区に平和が訪れますように。
もうこれ以上犠牲者がでないことを強く望みます。
If I must die,
you must live
to tell my story
to sell my things
to buy a piece of cloth
and some strings,
(make it white with a long tail)
so that a child, somewhere in Gaza
while looking heaven in the eye
awaiting his dad who left in a blaze–
and bid no one farewell
not even to his flesh
not even to himself–
sees the kite, my kite you made, flying up above
and thinks for a moment an angel is there
bringing back love
If I must die
let it bring hope
let it be a tale