ハレの日製作所は時代をつくる次世代に動画で時空を超えた「思い」を届けます。
今、日本を始め世界が非常事態です。外出自粛、営業自粛と本当に不自由な生活をしています。いつも外に出ていたい私としてが辛い辛い毎日です。
先週勝海舟のお墓参りに行ってきたとこのブログで報告しました。その勝海舟のお墓の隣には海舟が西郷南州の死を悼み建立した留魂祠と石碑があります。
石碑は南州先生(西郷隆盛の号)をの漢詩を建碑されたものです。
その漢詩を書き写したものです。
明(あした)に恩遇(おんぐう)を蒙(こうむ)り夕(ゆうべ)に焚阬(ふんこう)する
人生の浮沈は晦明(かいめい)に似たり
縦(たとい)光を回(めぐ)らさざるも葵(あおい)は日(ひ)に向ふ
若(も)し運を開く無きも意は誠を推(お)さむ
落陽の知己(ちき)皆鬼と為(な)り、
南嶼(なんしょ)の俘囚(ふしゅう)独(ひとり)生を竊(ぬす)む
生死何ぞ疑はむ 天の附与なるを
願わくは魂魄(こんぱく)を留(とど)めて皇城を護らむ
今の時代では、「皇城を護らむ」と言うと「右翼」と思われますが、結局は祖国日本を護るということだと勝手に私流に解釈しています。
ちなみに、これは南州先生が1864年に沖永良部島に流刑となった時に独居房で創られた漢詩だと聞いています。
勿論、立場の境遇も全く異なりますが、外出自粛を余儀なくされ、自由な振る舞いができない今この時期を大切にして、私が魂魄を留めて成し遂げたいことは一体何かを改めて探っていきたいと思っています。