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“ハレの日パーク”

ハレの日マーク

企業のPRに動画が有効と発信しています。

コロナ禍により、自社PRをするのに、動画はより必要なアイテムとなっています。

 

先日のニュースでリアルなファッションショーを開くことができない中で、各ブランドはお洋服のPR動画に「物語」性を加味していると報道していました。要するに”ビジュアルストーリーテリング”ということです。

そんなデザイナーのビジュアルストーリーテリングを実践している動画を3つここで紹介します。

 

 

  • テベ・マググ

南アフリカ出身のデザイナー。2019年、若手デザイナーの登竜門、LVMHプライズで優勝し注目を浴びる。テベ・マググはブランド名と同時に彼の名前だ。

テベ・マググのルーツに対する強い思いが、メッセージとなり、コレクションにも、彼の言葉にも、そして紹介する動画にも強く表れている。

動画のタイトルは”Counter Intelligence”

この単語の意味は、

外国の敵意ある情報活動を無効にするための防諜活動。敵国破壊怠業活動などの謀略活動から、人・物資・施設を防護するための諸活動を含んでいう。(引用元は下部に記載)

コレクションを届けるデザイナーのPRとしてはなんとも物騒なネーミングだが、ここにテベ・マググの「思い」が込められている。

お洋服を紹介する動画ではあるが、そこにはまるでスパイ映画のような物語性のあるつくりになっている。

アパルトヘイトを批判した女性活動家の写真がプリントされた洋服はこの動画メッセージにおいて”象徴”だ。

テベ・マググは自分のルーツである南アフリカを拠点にしすべて現地生産をしているという。このことを聞いただけでも応援したくなるデザーナーだ。

動画はこちらからです。↓

 

https://www.wwdjapan.com/articles/1127670

 

  • アンリアレイジ

デザイナーは森永邦彦氏。日本人だ。

従来のランウェイに変わり富士山麓でショーをした動画をコレクション映像にしている。テーマは「家を服、服を家に」。お洋服を移動可能な「家」と捉えているのだ。

パリのファッションウィークにこの動画で参加したという。

お洋服と家と一見交わらないもの同士を合体させてビジュアルストーリーテリングで表現している。動画で一層映えるお洋服の紹介かもしれない。

コロナ禍により、動画での参加となったのだろうが、今後はファッションと動画はより一層親和していくことだろう。

夏の富士山をバックに、カラフルな家?いや洋服がランウェイを歩く姿がかっこいい。

https://www.fashionsnap.com/article/anrealage-2021ss-home/

  • マメ

3番目は黒河内真衣子氏の”マメ”。

2021年春夏テーマは、「窓」からひろがる妄想の旅。

コレクションを動画と画像で発表。

これもリアルファッションショーななくなったことでのことだ。

窓からの人々の生活の物語を通して、お洋服を紹介している。

この動画の特徴はスマホで見ること前提の縦長の動画であることが斬新で画期的だ。

https://www.mamekurogouchi.com/

 

このようにファッションショーが観客の前でできなくなったので動画・画像による配信での表現となった。これからコロナが落ち着いたらどうなるか先は誰もわからないが、ファッション業界でも動画によるコレクションの表現は増えていくのではと考える。

ますます動画の時代がやってきた!

 

(”Counter Intelligence”についての引用元:<https://kotobank.jp/word/%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B9-458854>)

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