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“ハレの日パーク”

ハレの日マーク

先日、人生の師であり会社経営の先輩でもある方とその方のお仲間数人で花見をしました。

その方曰く、「人生とは人間関係である!」と力強く話されていました。

まさしくその通りだと思いますが、会社も人の集合体であるので「会社経営も人間関係」であると思えてなりません。

さて、D&I(ダイバーシティアンドインクルージョン)という言葉はご存知だと思います。

会社でも個々人の性別や障がいの有無、国籍、宗教の違いをそれぞれが認め合い一体感を持った組織運営をすることで、多様な人材を活かし組織を活性化させて成果につなげることを言います。

そして今、注目されているのはDE&Iです。追加された“E”とはEquity(公平性)。

様々な情報や機会へのアクセスを全ての人に公平に保証することを意味します。

このDE&Iはお伝えする量が多いので下記タイトルで4回に分けてお届けすることにしました。

①DE&Iとは、

②公平と平等の違いについて

③DE&I取り入れプラン策定

④開示例

 

今回は1回目で「DE&Iとは」をお伝えします。

「会社内でも社員は公平に扱われているし、昇進昇給の機会も規定で決まっていて今さら何が問題となっているのか?」と思う方もおられるでしょうが、例えばつい最近まで女性は妊娠したら会社を去らざるをえませんでした。(保育園も充実していませんでしたし)それよりさらに以前は、女性は就業前の部署の机の拭き掃除やお茶くみ仕事をするというという大事な(?)ボランティア要員でもありました。さすがにこのような風潮は最近では廃れてきていると思いますが、この当時は、男女機会均等法が施行されていても昇進へのチャンスや仕事への割り振りに関しての公平性はありませんでした。

その後、女性も男性と同じような待遇をすることや、”育休制度”や”障がい者雇用”が法律の面でも整備されてきました。同時に徐々に多様な人材を活かして組織を活性化していこう、すなわち”D&I”という概念が浸透し始めました。そこに最近では”E”すなわち”公平性”が加わりました。多様な人材を活かして組織を活性化していくには、組織内での公平性が約束されていることが大事ということです。詳しくは次回に「公平と平等の違いについて」にてお話をします。いずれにせよ、DE&Iを推進することで、社員個々人が安心して、自らの隠れた才能をアピールしたり会社から引き出してもらうことにつながります。一人一人のことを認めることで仕事のやりがいとなり、結果として組織がイキイキとなっていくと言われています。

何もしなければ何も生まれませんが、今いる人材を最大限活かしてあげることで社員の皆さんも会社もハッピーへとつながっていくという考え方です。

 

さらに言いますと、これは一部の大手企業や若手社員の多いベンチャー企業だけの話ではありません。もし皆さんの企業でいい人材が集まらないとお悩みでしたら、DE&Iの推進ができているか再考してみる必要があるかと思います。なぜなら新卒、中途採用だけでなくアルバイトをするにしても、勤める会社がDE&Iを経営ビジョンに取り入れているかどうかが問われ始めています。アルバイトマガジンのWEBページを開くと、トップページにて「働く人も、企業も知っておきたいDEI」とあります。アルバイトの募集でも必要なDE&Iを取り入れないとそのうちアルバイトも集まらないかもしれません。

 

DE&Iの実践のためには、まずは社内で個々人が今まで明らかにしていない得意な事や、やりたい事を聞き出すコミュニケーションがまず大事ですね。

だから、「人生とは人間関係」だと同時に「会社も人間関係」だと言えると思います。

次回は平等と公平についてお話します。

 

DEI(多様性、公平性、包括性)の意味とは?推進するメリットやポイント・取り組みをわかりやすく解説 | バイトルマガジン BOMS(ボムス) (baitoru.com)

 

*当社は企業のDE&I取り組みの動画や、DE&Iを取り入れていることを盛り込んだ採用動画を制作します。

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